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「軍拡増税」始まる―戦争準備の国民負担増やめよ(「赤旗」)、トランプ演説 撤退に触れぬ身勝手さ(「東京」)
2026年4月4日
【しんぶん赤旗】4月4日<主張>「軍拡増税」始まる―戦争準備の国民負担増やめよ
 憲法9条のある国にこれほどふさわしくない税金はありません。
 軍拡財源をまかなうという目的を明示した「軍拡増税」が4月から始まりました。自民党政権は医療や福祉、教育など暮らし関係の予算を削り、軍事費を最優先してきました。それでも足りず、軍拡目的をあからさまにした増税に踏み切ったのです。平和と暮らしを破壊する「軍拡増税」は中止すべきです。
■戦後初の軍事目的
 4月から実施されたのは、防衛特別法人税の創設とたばこ税増税です。さらに2027年1月から防衛特別所得税を創設、1%を課します。法人税では8690億円、たばこ税では2120億円、所得税では2560億円の計1兆3300億円程度の増税が見込まれています。
 戦後、軍事を目的にした増税がおこなわれるのは初めてです。戦争放棄、戦力不保持をかかげた憲法のもとで、軍事を目的にした税金など考えられなかったものです。
 「安保3文書」は、23年度からの5年間の軍事費を43兆円とし、最終年度にGDP比2%にすることを目標としました。それまでの軍事費をほぼ倍増する大軍拡計画です。それを高市早苗政権は前倒しして25年度で達成する軍拡暴走をすすめました。
 同時に高市氏は「軍拡増税」をできるだけ国民には見えないようにしてきました。総選挙でも自民党は公約に掲載せず、高市氏は演説でふれもしませんでした。
 ここには「軍拡増税」に反対する国民世論への警戒がありました。「安保3文書」にもとづく軍拡のための財源が問題になる中で23年当時、「防衛費を増やすための増税」に賛成26%、反対68%(「朝日」)、賛成28%、反対63%(「読売」)など強い拒否感が示されてきました。
 岸田文雄政権は増税方針を決めたものの実施時期を明示できませんでした。石破茂政権は法人税、たばこ税増税だけ実施時期を決定。今回、先延ばししてきた所得税増税の実施を国民の目につかないように、決めたのです。このやり方自体、軍拡増税に道理がないことを示しています。
■一層の引き上げも
 重大なのは「軍拡増税」は際限なく拡大する危険があることです。
 トランプ米大統領は同盟国にGDP比5%の軍事関連費を要求しています。すでに高市氏は「日本として主体的に防衛力の抜本的強化及び防衛費の増額に引き続き取り組んでいく決意を伝え」ています。実際、「安保3文書」を見直し、アメリカの戦争に参戦するためのさらなる大軍拡計画を策定する方針です。
 日本共産党の小池晃書記局長が3月、国会で「防衛所得税率を1%から決して引き上げないと言えるか」と追及したのにたいし、片山さつき財務相は「申し上げることは困難」とさらなる増税を否定しませんでした。
 物価高騰に苦しむ国民をよそに軍事費を拡大し続けることは、平和にとっても、暮らしを守るためにも許されません。「軍拡増税」に抗議し、その中止を求める世論を広げましょう。

【東京新聞】4月3日<社説>トランプ演説 撤退に触れぬ身勝手さ
 トランプ米大統領が演説し、イランが今後2~3週間で停戦に合意しなければ発電所などを攻撃すると述べる一方、「作戦を速やかに終わらせる」とも語った。
 作戦終結に言及した背景には、米国民に攻撃への不支持が広がっていることへの焦りがあるのだろうが、具体的な撤退方針には触れず、停戦に至る「出口戦略」の欠如が際立つ演説内容となった。
 トランプ氏はイランを「石器時代に戻す」とも強調したが、インフラ攻撃は生活基盤を破壊する戦争犯罪にほかならない。トランプ氏は自身こそが野蛮な時代の指導者と化していることを自覚し、直ちに攻撃を中止すべきだ。
 米国の攻撃を受けたイラン側は原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡を事実上封鎖しているほか、反撃を中東諸国にも広げる。
 経済の混乱は世界中に広がり、米国内ではレギュラーガソリンの価格が約1カ月で35%も上昇。ロシアがウクライナに侵攻した2022年以来の1ガロン(約4リットル)当たり4ドル(640円)超となった。
 最新の世論調査でトランプ氏の支持率は35%と1期目を含めて過去最低水準。イラン攻撃は「米国第一主義」に反するとして岩盤支持層にも動揺が広がる。
 3月には、長年の支持者で国家テロ対策センター所長だったジョー・ケント氏が抗議の辞任に踏み切った。イランは差し迫った脅威ではなく、イスラエルの圧力で攻撃に踏み切ったと告発した。告発が事実なら、子どもや市民を巻き込むイラン攻撃には最初から大義名分がなかったことになる。
 戦費はイラン攻撃開始後1週間で110億ドル(約1兆7600億円)に上り、トランプ政権は膨張する戦費を湾岸諸国などに負担させることも検討している。
 トランプ氏は演説で「われわれはホルムズ海峡から石油を輸入していない」として、輸送路確保は海峡の利用国が「自分たちで対応するべきだ」とも言い放った。
 しかし、国際社会を混乱に陥れたのはトランプ氏だ。国際法に反する自らの攻撃が引き起こした困難な状況と向き合わず、その収拾や負担を他国のみに強いるなら、身勝手極まりない。
 米国のイラン攻撃は中東情勢をより深刻な状況に陥らせた。それは、トランプ氏の言う「歴史的勝利」などではなく、新たな不安定化の始まりと言うべきであろう。